黒神話:悟空 ストーリーの理解度を深める【第一回】 黒風大王や金池長老について

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もうプレイしましたか? 黒神話:悟空 を。
そして、こう思った方も少なくないでしょう。

ストーリー、意味わからん。

少なくとも私はそう思いました。
一般的な仏教観と西遊記の基礎知識が無い方にとってストーリーは難解で、
ところどころに挟まれる「謎アニメ」が更に意味不明度を押し上げます。
会話やアイテムは仏教用語?がふんだんに盛り込まれていて理解が難しく、
西遊記のキャラの関係性が全くわからないので話についていけない。

単純に頭が悪いからとか、流し見していたからとか、そういうのでは断じてなく、
前提知識が足りていないのが原因であるのは間違いないでしょう。

今回はそんなストーリーを理解すべく、西遊記の物語や用語などについて調べていきたいと思います。
まずはストーリー開始から第一回 黒風山 編までのあれこれを調べてみました。

※ChatGPTを使ってるので所々違うところがあるかもしれません。

目次

黒神話:悟空の世界観

黒神話:悟空は西遊記をベースとした作品であり、西遊記後の世界として描かれているようです。

西遊記のあらすじを開く

『西遊記』は、中国の四大奇書の一つで、仏教の教えを求める旅を描いた壮大な冒険物語です。

物語のテーマ

『西遊記』は、仏教、道教、儒教の思想が融合した物語であり、悟り、成長、信仰、友情、そして人間の弱さとその克服を描いています。ユーモラスな要素と深い哲学的テーマを兼ね備えた物語であるため、中国のみならず世界中で愛され、多くのメディアで再解釈され続けています。

第一部:孫悟空の誕生と封印

物語は孫悟空の誕生から始まります。彼は、花果山という山の頂上にある石から生まれた石猿で、生まれてすぐに知恵と力を得て仲間の猿たちの王になります。悟空は「斉天大聖(さいてんたいせい)」と名乗り、不老不死の術を求めて道教の仙人に弟子入りし、さまざまな仙術を学びます。後に、天界に招かれて馬小屋の管理を任されますが、それを不服として反乱を起こします。天界をも巻き込んだ大騒動の末、悟空は釈迦如来に封じ込められ、五行山という山の下に500年間閉じ込められます。

第二部:三蔵法師の使命と弟子たち

時は唐の時代、仏教を復興させるため、観世音菩薩(観音菩薩)は、インド(天竺)にある経典を求める旅をすることを提案します。この使命を果たすために選ばれたのが、玄奘三蔵(通称:三蔵法師)です。彼は、唐の皇帝の命令を受けて経典を持ち帰るために旅に出ることになります。

三蔵法師は五行山を通りかかり、孫悟空を解放し、弟子として迎え入れます。悟空は三蔵法師の旅の護衛を誓い、彼を守ることになります。しかし、悟空の性格が粗暴であるため、三蔵法師は観音菩薩の助けを借りて、悟空の頭に「緊箍児(きんこじ)」という輪をつけます。この輪は、三蔵法師が「緊箍呪(きんこじゅ)」を唱えると締まり、悟空の暴走を抑えることができます。

その後、三蔵法師一行はさらに弟子を迎え入れます。

  1. 猪八戒(ちょはっかい):元は天界の天蓬元帥(てんぽうげんすい)という将軍で、嫦娥(じょうが)に手を出したことで天界を追放され、豚の妖怪の姿となった存在です。怠け者で食いしん坊ですが、悟空と共に三蔵法師を助けます。
  2. 沙悟浄(さごじょう):元は天界の巻帘大将(けんれんたいしょう)で、過ちを犯したことで天界を追放され、川の妖怪の姿になりました。地味で寡黙ですが、忠実な性格で一行の荷物持ちとして旅を支えます。
  3. 白竜馬(はくりゅうば):元は西海龍王の息子で、三蔵法師の馬を食べてしまったために罰を受け、白馬の姿となって三蔵法師の乗り物になります。

第三部:旅の試練と戦い

三蔵法師一行は、経典を求めてインドへの長い旅を続けます。旅の途中で、彼らはさまざまな妖怪、悪魔、仙人、そして神々に遭遇し、それぞれの試練に立ち向かいます。

  • 妖怪との戦い: 多くの妖怪たちは、三蔵法師の肉を食べることで不老不死を得ようと狙っています。代表的な敵としては、白骨夫人(はっこつふじん)、紅孩児(こうがいじ)、金角・銀角兄弟、牛魔王(ぎゅうまおう)などが登場します。孫悟空はその知恵と戦闘力を駆使して妖怪たちと戦い、弟子たちと共に三蔵法師を守り続けます。
  • 仏教の試練: 旅の途中、弟子たちはさまざまな誘惑や苦難に遭遇し、それぞれの欠点や過去の罪と向き合うことになります。これにより、弟子たちは自らの弱さを克服し、悟りの道へと進んでいきます。
  • 観音菩薩の助け: 危機に瀕した時、観音菩薩やその他の仏教の神々が一行を助けることもあります。特に孫悟空が手に負えない相手に直面したとき、天界や仏教の神々の助けを借りて戦います。

第四部:天竺到達と経典の持ち帰り

数々の試練を乗り越えた後、ついに一行は天竺に到着し、如来から経典を授かります。しかし、試練はまだ終わりません。帰路でもさまざまな困難が待ち受けており、それを克服して経典を持ち帰ることで、三蔵法師と弟子たちはその使命を果たします。

最後に、三蔵法師と弟子たちは成仏し、それぞれが天界での新たな役割を与えられます。孫悟空は「闘戦勝仏(とうせんしょうぶつ)」として仏陀となり、猪八戒と沙悟浄もそれぞれの功績を称えられます。

よく出てくるワードや重要アイテム

天命人

天命は天(神や宇宙)の意志を指す言葉。
天から与えられた使命や運命を全うする人のこと。

六根

仏教の教えにおける重要な概念で、人間の六つの感覚器官や感覚能力を指す。
人間の意識を通じて欲望や執着、苦しみを生じさせる源でもあるため、
仏教の修行においては六根の浄化や制御が重要視されている。

六根の具体的な説明

六根の具体的な説明

六根は次の六つの感覚器官または能力から成り立っています:

  1. 眼根(げんこん):
    視覚を司る感覚器官、すなわち「目」のことです。色や形などの「色法」(しきほう)を見て、認識を形成します。
  2. 耳根(にこん):
    聴覚を司る感覚器官、すなわち「耳」のことです。音声や音の振動を感知し、音を聞くことによって「声法」(しょうほう)を認識します。
  3. 鼻根(びこん):
    嗅覚を司る感覚器官、すなわち「鼻」のことです。香りや匂いを嗅ぐことによって「香法」(こうほう)を感じ取ります。
  4. 舌根(ぜっこん):
    味覚を司る感覚器官、すなわち「舌」のことです。味を感知し、「味法」(みほう)を認識します。
  5. 身根(しんこん):
    触覚を司る感覚器官、すなわち「身体」のことです。冷たい、熱い、柔らかい、硬いなどの「触法」(そくほう)を感じる感覚です。
  6. 意根(いこん):
    意識を司る感覚能力、すなわち「心」のことです。思考や意識、記憶、想像などの「法法」(ほっぽう)を認識し、内面的な経験を生み出します。

六根と仏教の修行

仏教では、六根が外界の対象(色・声・香・味・触・法)と結びついて感覚(六識)を生じさせることで、欲望や執着、煩悩を引き起こすとされます。たとえば、目で美しいものを見ると執着が生まれ、耳で不快な音を聞くと怒りが生じるといった具合です。

このため、仏教の修行においては、六根を浄化し、制御することが重要な課題とされます。六根を「浄化」するとは、感覚によって引き起こされる欲望や執着から解放されることを意味します。これは、以下のような方法で達成されます:

  • **瞑想(禅定)**によって心を静め、六根の動揺を抑える。
  • **智慧(般若)**を養い、六根が生じる対象に対して正しい理解を持つ。
  • **戒律(シーラ)**を守り、六根による過度な欲望や衝動的な行動を避ける。

六根と六識

六根が外界の対象と結びついて生じる認識を「六識(ろくしき)」と呼びます。具体的には以下の通りです:

  1. 眼識(げんしき): 視覚によって生じる認識。
  2. 耳識(にしき): 聴覚によって生じる認識。
  3. 鼻識(びしき): 嗅覚によって生じる認識。
  4. 舌識(ぜっしき): 味覚によって生じる認識。
  5. 身識(しんしき): 触覚によって生じる認識。
  6. 意識(いしき): 意根(心)によって生じる認識。

六根と六識の関係は、仏教の心理学的な教えである「唯識(ゆいしき)」などにおいて詳細に論じられています。

六根清浄

六根清浄(ろっこんしょうじょう)」とは、六根が完全に清らかになり、外界の対象に対して欲望や執着を持たなくなった状態を指します。これは悟りを開いた仏や菩薩が達成している状態とされ、修行者にとって目指すべき理想です。

六根の浄化と制御は、煩悩から解放されるための重要なステップであり、最終的には**涅槃(ねはん)**に至るための道とされています。

袈裟

仏教において僧侶が身に着ける布製の衣服で、修行者や出家者の身分を示すための重要な象徴。
特に三蔵法師が持つ「金色の袈裟(黄金袈裟)」が物語の中で多くの注目を集めています。
黄金袈裟は非常に貴重なもので、その豪華さと価値のために、妖怪や悪人たちの標的となりました。

三冬虫

おそらく、冬虫夏草という生薬のこと。
「冬には虫、夏には草」に見える。
生命を延ばし、健康を促進する薬草として描かれることが多い。

落迦香藤

西遊記に登場する 良い香りが漂う藤の木(架空の香木)のこと。
仏教に関連した霊的な力や魔力、試練の象徴として描かれます。

玪瓏内丹

仙薬の一種で、不老長寿と強力な霊力を持つアイテム。

九転金丹

生命を延ばし、不老不死をもたらす伝説的な仙薬(エリクサー)。
「九転」とは、錬丹術における非常に複雑で高度な製法を意味しており、
「転」は「変転」「転化」を意味し、丹薬が九回の変化を経て完成することを示しています。

碧藕金丹

緑色の蓮根から作られた仙薬。
体力や生命力を回復させるためにこの薬を重宝します。

太乙紫金丹

「太乙」は道教における最高の存在や境地を指し、「紫金」は紫の黄金を意味するため、高貴で神聖な丹薬を指します。
主に不老不死や長寿、または強力な霊力を得るために用いられるとされています。
服用することで、仙人や神に近い状態になることができるとされます。

人物や土地など

五行山

五行山は「五行」の力を持つ山で、五つの要素(木、火、土、金、水)が調和しているとされている。
この山は巨大であり、非常に重い石でできているとされる。
天界で暴れ倒した孫悟空はこの五行山に封印された。

花果山

孫悟空(石猿)が生まれ育った場所。
孫悟空は石の中から生まれ、花果山で様々な動物たちと共に成長します。
花果山での生活の中で仙人の教えを受けて多くの力を身につけたとされる。

黒風山

名前からもわかるように黒い風や黒い雲が特徴的な山。
山全体が黒っぽい霧や風で覆われており、不気味で恐ろしい雰囲気を醸し出している。
黒風山には強力な妖怪や悪党が住んでおり、旅をする者にとっては非常に危険な場所とされている。

顕聖二郎真君

三蔵法師一行の旅の中で出会う強力な神の一人。
彼らの行く手を阻む試練や障害として描かれることもある。
非常に強力な神通力を持ち、物理的な戦闘力だけでなく、霊的な力や魔法のような能力も持っている。

外見的特徴といえばやはり「三つ目」であり、額に第三の目がある。
第三の目があることによって、視野や動体視力だけでなく、神秘的な力や霊的な洞察力も向上していると考えられます。

孫悟空が五行山に封印される前、
孫悟空が天界で暴れた際に顕聖二郎真君はその力を試すために登場し、
激しい対決を繰り広げた とのエピソードがあるようだ。

黒風大王

物語の中で三蔵法師一行に立ちはだかる敵キャラクターの一つ。
黒熊の妖怪で黒風山に住んでいる。
風を操る力を持ち、黒い風を起こして相手を襲う。また、非常に狡猾で、策略を巡らせることにも長けている。
三蔵法師一行が黒風山に訪れた際に、金池長老と協力して三蔵法師の袈裟を盗んだというエピソードがある。

黒風大王のエピソード

盗まれた袈裟(けさ): 三蔵法師一行が黒風山を通りかかった際、三蔵法師は観世音菩薩から授かった美しい金色の袈裟(けさ)を身につけていました。その袈裟の美しさに目をつけた黒風大王は、強欲からそれを奪おうとします。彼は黒い風を起こし、混乱に乗じて袈裟を盗み出します。

孫悟空との対決: 袈裟を奪われたことを知った孫悟空は、すぐに黒風大王を追いかけ、取り戻すための戦いを挑みます。黒風大王は強力な妖怪であり、風を操る能力と圧倒的な怪力を持っています。悟空と黒風大王の戦いは激しいものになりますが、悟空は如意棒を使い、知恵と技を駆使して黒風大王と対決します。

黒風大王の変装: 黒風大王は、単純な力勝負だけでなく、変身能力を駆使して悟空を欺こうとします。彼はある時、三蔵法師の姿に変身して悟空を混乱させようとしました。しかし、悟空は観世音菩薩の助けを借りて、黒風大王の変装を見破ります。

観世音菩薩の介入: 黒風大王との戦いが続く中、悟空は観世音菩薩に助けを求めます。観世音菩薩は悟空に、黒風大王が実際には黒熊の精であることを教え、彼を封じるための方法を伝授します。最終的に、観世音菩薩の助けを得た悟空は、黒風大王を打ち負かし、三蔵法師の袈裟を取り戻すことに成功します。

黒風大王の改心と結末: 戦いの後、黒風大王は観世音菩薩の教えを受けて改心し、仏門に帰依する道を選びます。彼は再び人々を脅かすことなく、観世音菩薩の教えを守って善行を積むことを誓います。

金池長老

金光寺という仏教寺院の住職。
黒風大王と親しい仲であり、互いに利益を共有する関係である。
彼もまた、三蔵法師の袈裟に魅了され、一行を毒殺して奪おうとしたというエピソードがあります。

金池長老のエピソード

出会いのきっかけ:
三蔵法師とその弟子たちが西天取経の旅の途中で金光寺に立ち寄った際、金池長老に出会います。金池長老は一行を歓迎し、彼らを寺に招いて歓待します。一見、長老は礼儀正しく、立派な僧侶として振る舞いますが、彼は内心で三蔵法師が持つ豪華な金色の袈裟(けさ)に目をつけ、その美しさと価値に惹かれてしまいます。

欲望に駆られる金池長老:
金池長老は、三蔵法師の袈裟を手に入れたいという強い欲望に駆られます。彼は一度はその欲望を抑えようとしますが、最終的には欲望に屈してしまい、袈裟を奪おうと企てます。彼は、袈裟を奪うために三蔵法師を毒殺しようと計画し、食事に毒を盛り込むという非道な手段を取ろうとします。

孫悟空の活躍:
金池長老の企みをいち早く察知したのは孫悟空です。悟空は、彼の怪しい行動を見抜き、長老が毒を使おうとしていることを知ります。悟空は三蔵法師と弟子たちを守るため、長老の計画を暴き、彼を問い詰めます。悟空の賢さと敏速な行動のおかげで、一行は危機を逃れます。

金池長老の最期:
金池長老の計画が失敗に終わると、彼の本性が暴露され、寺の他の僧侶たちからも非難されることになります。彼は追い詰められ、最終的には自分の罪深さを悟り、自ら命を絶つ道を選びます。金池長老の死は、彼の欲望と強欲の代償であり、『西遊記』の物語の教訓的な側面を強調しています。

広智・広謀

金池長老の弟子。
金池長老が三蔵法師の持つ金色の袈裟を奪おうとする策略に加担した。
最終的には改心した。

ストーリーで気になった点を考察

なぜ孫悟空が緊箍児に締め付けられたのか

ストーリーの始め、顕聖二郎真君との戦いの際に 緊箍児によって苦しめられたことが原因で敗北してしまうシーン。
孫悟空は釈迦如来から闘戦勝仏として認められた際に緊箍児を外された。とされるのだが・・・
西遊記の後の話なので緊箍児は外れているのでは?と疑問に思って調べてみた。
すると、どうやら緊箍児(金輪)は物語の中では外されていない らしい。
話を美化するために外された設定を作ったのか、真相は不明である。

少なくとも黒神話:悟空では緊箍児は外されていなかったのは間違いないだろう。

第一回クリア後の謎アニメ

お坊さんと熊、そして布が飛び交う謎アニメ。
風を操っている様子からも黒風大王について描かれたアニメということで間違いないでしょう。
三蔵法師一行が訪れた後、寺が火事になる展開についても一致しており、
三蔵法師の袈裟に魅了され、金池長老と共に袈裟を奪おうと計画。
寺を大風で火の海にして一行を混乱させたという。

単純にこんなエピソードがあったよ。ってうアニメだった模様です。

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